発展途上臨床さいころじすとの航跡blog版 精神分析と美(精神分析 臨床心理 心理療法)
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


フロイト-クラインの発達論を改訂するというチャレンジングな内容。クラインは抑うつポジションに先立つ心の在り方として妄想分裂ポジションをおいた。しかし、メルツァーはそれを逆転させ、まず抑うつポジションを人生の早期の在り方として置いた。乳児は母親やその乳房に出会い、その美しさに圧倒され、葛藤を起こし、抑うつ的になる状況を想定した。このことは、臨床素材、とくに夢の中にその臨床状況が明らかになる様を本書で描写した。また共著者のメグによって文学芸術の中でのそのあらわれについても描写した。

精神分析はこのように発達論をフロイト以降も改訂に改訂を重ねてきている。メルツァーの他にもオグデンは妄想分裂ポジションに先立つ在り方として、自閉隣接ポジションを置いた。これによって自閉症や発達障害の理解を深めていったといえるだろう。


関連記事
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://purely0307.blog79.fc2.com/tb.php/638-db916a4c
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。