発展途上臨床さいころじすとの航跡blog版 抱えることと解釈(精神分析 臨床心理 心理療法)
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 本書はウィニコットによる約半年の精神分析の逐語禄である。患者は医師であり、妻との関係やガールフレンドとの関係、現実感の持てなさなどによる困難を抱えていた。ウィニコットとの取り組みにより、分析場面での眠りによる防衛などを頻繁に使用していたが、徐々に本当の自己というものに出会うようになっていった。終了については少々抵抗的な意味合いもあるようには思うが、それなりの成果を収めて終了に至っている。

 また付録には「引きこもりと退行」という論文も収録されており、そこで提示されている症例は本書のものである。

 時折エキサイティングな場面も見られるし、ウィニコットの姿勢には驚くべきところなども見られて、基本的にはなかなか面白かった。しかし、ただ、全体的に淡々と逐語が進むだけなので、ところによっては退屈さを感じてしまうところも正直あった。


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