発展途上臨床さいころじすとの航跡blog版 陰性治療反応の分析への寄与(精神分析 臨床心理 心理療法)
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

対象関係論の基礎

ジョアン・リビエール(著)「陰性治療反応の分析への寄与」 1936年
松木邦裕(監訳)「対象関係論の基礎」新曜社 2003年

陰性治療反応とは、フロイトが「自我とエス」において提出してきた概念で、精神分析治療が上手くいっていたのにも関わらず、後戻りしたり、悪化したりする状態であり、それは無意識的な罪悪感・処罰欲求によってそうなってしまう、というものである。リビエールはその概念をさらに発展させ、ナルシシズムに基づくものであり、抑うつに耐えられないために躁的に防衛するパーソナリティの一部分である、とした。そして、そうしたことを起こす患者はナルシスティックな困難な症例である、としている。

そうした患者は先に進むことに対する恐怖、変化することへの不安が強く、現状維持に甘んじていたいという欲望があるのかもしれない。分析をしていることで、何かの作業を行っているかのように見せて、その実際は何も行っていないということなのであろう。



関連記事
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://purely0307.blog79.fc2.com/tb.php/600-de1abc50
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。