発展途上臨床さいころじすとの航跡blog版 双極性障害の認知行動療法(精神分析 臨床心理 心理療法)
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双極性障害に対する各種の認知行動的技法をパッケージ化した治療者向けマニュアル本。最近になって、このように様々な個別の障害・疾患に応じてパッケージ化した本が結構売り出されているように思う。ADHDやパーソナリティ障害、アスペルガー等々。それだけこの方面の研究が盛んに行われており、日々アップデートされてきているということであろう。

1章と2章では双極性障害やその治療に対する概要が掲載されており、3~4章では心理・認知行動的モデルが示されている。5章以降は具体的なアセスメント方法から介入技法が紹介されている。うつ病に、その他の疾患にもよく使われる認知再構成法も登場する他、気分の変動をモニタリングし、対処能力を高めるような双極性障害特有の技法もある。特に気分の波というのが双極性障害には特徴的な症状であり、この症状によって大きく社会的な損失をこうむることが多いことが特徴である。そのため躁に対する対処はとても大事であるが、それでも躁に大きく振れてしまった時には対処は困難になってしまうので、前駆症状といわれる症状の出始めを見極め、早め早めの対処ができるように援助していくことがポイントになってくるようである。

そして、12~13章では、パッケージ技法ではないが、家族・社会・社会資源に対して配慮するべき点を説明している。

いずれも分かりやすく、今日からでも双極性障害に対して認知行動的に介入できるようになっている。といっても、もともと認知行動療法の素養や技術を持っていることは必要なことではあるだろうが。


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