発展途上臨床さいころじすとの航跡blog版 自殺対策ハンドブックQ&A(精神分析 臨床心理 心理療法)
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日本臨床心理士会の委員会関係で必要となり、読んだ本。自殺対策基本法の解説から、実際の運用についてまで総合的に解説している。

自殺は個人の自由意思によるものではないとし、心理的・経済的・医学的・社会的な問題が複合的に絡んだ末のものであり、単一の要因によって引き起こされるものではないとするWHOの見解を取り入れられている。さらに、自殺を「死ななくても良い死」「防ぐことのできる死」であるとして、社会的な整備を整えていくことにより、防ぎうるものであるとしている。

これまでの自殺対策といえば、精神医学的な観点からによるものが多く、うつ病や統合失調症の早期発見/早期対応に基づいた対応がメインであった。しかし、昨今の不景気の影響もあるかもしれないが、多重債務などの心理的な要因以外の要因も同時に取り組む必要が出てくるようになってきているようである。そのため、臨床心理士や精神科医だけではなく、さまざまな専門家と連携をしながら事に当たる必要があるのかもしれない。

本書は何らかの立場や学派に偏らず、自殺対策についての一般的で基礎的で、すべてに共有できるように作られており、基本を学ぶのには大変良いものである。


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