発展途上臨床さいころじすとの航跡blog版 心身症(精神分析 臨床心理 心理療法)
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現代の理解で言えば心身症とはストレスなどの要因により、身体的な不調や変調を来たす病気である。しかし、ウィニコットは大きな意味では、精神と身体が解離によって切り離されるものであるという認識を持っているようである。

そして、本論文では摂食障害、依存傾向の中年女性、大腸炎患者の3症例を元にして考察している。いずれにしても、発狂不安、離人症、といった身体症状が何らかの象徴的意味を持っていることが示されている。

さらにウィニコットは心身症を以下の二つに分類している。

(1)統合へ向かう傾向を伴った一次的な無統合状態
(2)精神と身体の統合もしくは精神が身体に「住みつくこと」。それに引き続いて、精神と身体の統一体を楽しむ経験がある。

つまり、心身症は人格の発達において、身体に精神が住みつく事がきちんと確立されていないことであるとウィニコットは言う。もしくは、「わたしでないものNOT-ME」が存在することを個人が否認したことによって起こる敵意ある世界からの特殊な形の分裂への退却が関係するのである。それは迫害に対する防衛として組織化された分裂を意味しているのである。

これらのことを見てみると、心身症は精神分析的に見るとかなり重篤な疾患であることが分かる。


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