発展途上臨床さいころじすとの航跡blog版 過渡対象の行く末(精神分析 臨床心理 心理療法)
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過渡対象 Transitional Objectは最近では移行対象と訳されることが多いが、この移行対象は1951年に発表された「移行対象と移行現象」に初めて登場している。移行対象とは錯覚の世界・部分対象の世界から全体対象を獲得する途中に介されるものである。ぬいぐるみや布切れなどの手触り感の良いものが移行対象になることが多い。

その移行対象がどのような経緯でもって破棄されるようになるのかについてここでは述べられている。

1.取り替えられていても保持される
2.使い古されているか
3.与えてしまったか
4.母親によって保存されているか
5.その他

のいずれかが移行対象が辿る経過である。このような移行対象は外的現実と内的世界の中間に位置しており、それはメラニー・クラインのいう内的対象とは違うものであるとウィニコットは力説している。また、これらは幼少期だけのものではなく、成人でも何らかの悲哀を経験した後、回復過程の中でこの移行対象・移行現象を一時的に通過することもありうるようである。


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