発展途上臨床さいころじすとの航跡blog版 幻覚と脱幻覚(精神分析 臨床心理 心理療法)
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


幻覚は一般的に精神病の症状であると理解されている。しかし、本論文でウィニコットは幻覚が単なる病気の症状ではなく、さまざまな意味や機能、防衛が含まれていると主張している。

つまり、幻覚を見ることによって、何かを見ないようにしている、真実の触れないようにしているということである。その真実には情緒的な外傷があるのではないかということを症例を通して考察している。

実際に幻覚を持つ患者を何人か担当しているが、単に統合失調症の症状だなと思う患者と、何か意味のある幻覚だと思えるような患者といるように思う。後者の患者には敢えて分析的な介入をするとかなり変化を及ぼすことも経験している。

単に幻覚だから症状であると決めつけるのは臨床的ではないということをこの論文は教えてくれているように思う。


関連記事
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://purely0307.blog79.fc2.com/tb.php/554-c00cf45a
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。