発展途上臨床さいころじすとの航跡blog版 精神療法の多様性(精神分析 臨床心理 心理療法)
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この論文ではウィニコットは精神的な疾患の多様性と治療方法の多様性な二つを論じている。

前者では、(1)精神神経症(2)早期の養育での失敗(3)愛情剥奪、の3つに分けて考えている。

(1)は古典的な抑圧や葛藤から不適応になるものであり、精神分析が有効に働く疾患としている。(2)は精神病にあたり、身体的に抱える必要があるものである。(3)は早期にはある程度ほどよい環境の中で過ごすことができていたが、途中で何らかの理由により愛情が剥奪、撤去されてしまうものである。この結果として、盗みや暴力といった反社会的な行動や非行が問題となってくるのである。

治療方法のタイプでは、古典的な精神分析から、身体的にケアをすることまで様々あり、患者のニードに応じて全ての種類の方法を行わねばならないとウィニコットは言う。

また精神分析は非常に有用ではあるが、全ての患者のニードを満たすような万能なものではなく、極めて対象が限られたものであるとも言っている。ただし、精神分析の訓練を受けることで可能になる非精神分析的な治療方法もあり、それはウィニコットがしばしば行っていた治療相談にあたるだろう。


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