発展途上臨床さいころじすとの航跡blog版 母子相互性の体験(精神分析 臨床心理 心理療法)
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ウィニコット以前の精神分析では赤ん坊の心理について口唇愛と攻撃性でしか理解することはなかったが、ウィニコットの対象関係論からもっと情緒的な相互交流の理解が浸透してくるようになった。つまり欲動と関係の無い相互交流が赤ん坊と母親にはある、ということである。ウィニコットはこの時期のことをほど良い母親やホールディングという概念で示している。

この論文はウィニコットではおなじみの理論が展開されているが、その中でウィニコットには珍しく成人の精神分析の症例が提示されている。そしてウィニコットは症例の親密になりたいニードを授乳関係として理解し、実際に手で患者さんに触れ、心拍リズムが分かるほどの身体接触を行っている。これらを技法的に是か非かを論じることもできるが、それ以上にウィニコットの赤ん坊の小児科臨床がこのように精神分析に影響を与えているということが伺うことができる貴重な例示であると思える。


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