発展途上臨床さいころじすとの航跡blog版 精神分析治療に現れる母親の無意識という主題の展開(精神分析 臨床心理 心理療法)
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本論文は1948年の「母親の抑うつに対して組織された防衛という観点から見た償い」をもう少し推敲したものである。これは母親の抑うつを引き受け、肩代わりするために子どもが症状を呈したり、問題を起こしたりすることである。

精神分析の中で、母親の憎しみではなく、子ども本人の憎しみに到達しなければならないし、それを目標とすべきであるとウィニコットは言う。その過程の中で分析家は一時的に母親にならなければならないし、その転移を引き受けねばならない時もある。そして分析家が敵意をもった存在に思えるという妄想状態になることもある。その時には分析家のちょっとした失敗を子どもが利用することにより、母親の憎しみをワークすることができるのである。

またウィニコットは「子どもは憎まれることには何とか対処することができる。しかし、母親が憎しみを反動形成的に利用し、特別なやさしさを見せることに対しては対処できない」とも言っている。


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