発展途上臨床さいころじすとの航跡blog版 同胞誕生後の症候学に関する一臨床例(精神分析 臨床心理 心理療法)
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D.W.ウィニコット(著)「同胞誕生後の症候学に関する一臨床例」 1931年頃
牛島定信・藤山直樹・生地新(監訳)“ウィニコット著作集4 子どもを考える” 岩崎学術出版社 2008年 pp103-107

兄弟葛藤というと劣等感コンプレックスで有名なアルフレッド=アドラーが頭に浮かぶ。ウィニコットは本論文で弟・妹が生まれるために症状を呈した男児の症例を挙げて兄弟葛藤について述べている。

症例の男児は「痛いから」ということで繰り返しペニスを触り、皮膚に発疹があらわれたとのことである。また同時期におねしょも呈したよう。ウィニコットが「赤ん坊はいくつ?」と尋ねると、母親が「生後3ヶ月です」と答えている。ウィニコットはこのことが男児の症状に関係していると理解している。さらに皮膚愛を肛門愛と結びつけ、尿路の亢進を性器愛の抑圧と結びつけている。

このような場合、正常な機制ではあるが、少し破綻しているだけなので、薬での治療ではなく、環境を整えていくことが重要であるとしている。


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