発展途上臨床さいころじすとの航跡blog版 なるほど、でもどうやってそれが真実だとわかるの?(精神分析 臨床心理 心理療法)
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D.W.ウィニコット(著)「なるほど、でもどうやってそれが真実だとわかるの?」 1950年
牛島定信・藤山直樹・生地新(監訳)“ウィニコット著作集4 子どもを考える” 岩崎学術出版社 2008年 pp13-18

心理学・福祉学を専攻する大学生に向けて話された講話である。心理学を学ぶ学生は3つの段階を経ることがまずはウィニコットによって示されている。

1.心理学のさまざまな理論を教えられたとおりに学ぶ
2.その後、それらが本当にそうなのか?なぜそうだと分かるのか?と疑問に思う
3.そして、ただ教えられたことをそのまま学ぶだけのものではなく、現実のものとして感じられるようになる

また、心理学はそのまま実生活に役立つものではない、ともウィニコットは言っている。つまり、本に載っていることがそのまますべての個人に当てはまるものではなく、人間は個々それぞれがユニークな存在であるとも言っている。この辺については、現代日本のネット社会などにおいて、安易に心理学の理論を当てはめたり、ハウツーを心理学に期待したりすることがよく見かけられるが、ウィニコットはすでに60年前のこの時代から苦言を呈していたとは驚きである。


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