発展途上臨床さいころじすとの航跡blog版 大人のADHDの認知行動療法 セラピストガイド(精神分析 臨床心理 心理療法)
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最近の認知行動療法はさまざまなスキルを組み合わせ、一つのパッケージにして、色々な疾患に当てはめていき、対象を拡大していっている。本書はその流れの中の一つで、ADHDに特異的に効果を見せるいくつかの技法をパッケージ化し、それをマニュアルにしている。

ADHDは発達障害の中の一つで、生物学的、先天的な疾患であると言われている。そして、これまで対処法はないとされてきたが、メチルフェニデートなどの薬物の効果が検証されてきている他、SSTを適用する研究もチラホラみられている。

本書では、大人のADHDに対して、課題の順序立て、書類整理法、注意持続訓練、問題解決療法、認知再構成法、先のばし行動への対処といったスキルを紹介し、その具体的な手続き方法を説明している。ただ、ADHDの認知行動モデルやフォーミュレーションなどにはあまり紙数が割かれていないのが残念なところである。これでは単に医学的診断でADHDと出たら、機械的に施行されてしまうだけになってしまうのではないかと危惧する。

そして、本書はセラピストガイドであるが、患者向けのワークブックとして「大人のADHDの認知行動療法 本人のためのワークブック」も姉妹本として発売されているので、こちらも参考にすると良いだろう。


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