発展途上臨床さいころじすとの航跡blog版 精神療法の種類(精神分析 臨床心理 心理療法)
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


まずウィニコットは症例のタイプによって技法を変えることが必要である、としている。これは現代的にも当然のことであると思うが、それに付け加えて、分析的なトレーニングを受けているからこそ他の技法でも効果的に使用できると論じている。また、技法を柔軟に適用することは大事であるが、根底には一貫したものをもたねばならない、とも言っている。それは臨床像がぶれている証拠であろう。

その上で、患者を3タイプに分類している。第1は「精神神経症」であり、精神分析がもっとも適用できるケースである。第2は「初期の養育の失敗」であり、いわゆる精神病に該当するものである。ウィニコットは精神病を環境の失敗による侵襲を受け、人格形成そのものがうまくいっていない状態であると理解している。第3は「母性愛の剥奪」であり、主に非行や反社会的傾向の患者を指している。第2と第3については、精神分析よりも「抱っこ」といわれる環境を提供するような精神療法が効果的であるとウィニコットは言っている。

このあたりがウィニコットがクライン派精神分析から離れて、独立学派・中間学派となっていった大きなポイントであると思われる。


関連記事
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://purely0307.blog79.fc2.com/tb.php/511-187df6ab
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。