発展途上臨床さいころじすとの航跡blog版 希望のサインとしての非行(精神分析 臨床心理 心理療法)
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この論文は非行少年を再教育する専門家に向けて話された講演である。これまでの論文で、一見すると社会的に否定されるものの中に意味を見出してくる、というウィニコットの仕事があったが、この論文でもその続きとしてみることができる。

ウィニコットは非行をSOSのサインであると認識しなければならないと主張している。さらに、これもウィニコットの反社会的行動の理解としてあったが、反社会的行動や非行は原初の母性剥奪に関係しているということを論じている。

これらの理論からすると、治療では失われた母性を治療関係の中で提供し、ある種の修正感情体験を目指すのではないかと思われるかもしれない。フィレンツィなどはまさにそうだったと思われる。そして、ウィニコットの治療論でも多少はそれを含んでいるが、原初の環境の失敗が治療関係の中でも繰り返されることをウィニコットは指摘している。そこを扱うことが治療的になることを主張しており、単に修正感情体験だけを治療機序にはしていないのであろう。


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