発展途上臨床さいころじすとの航跡blog版 偽りの自己の概念(精神分析 臨床心理 心理療法)
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本論文は大学講義のための原稿である。もともとは「犯罪:一つの挑戦」というタイトルであったよう。

犯罪や非行というのは一見すると、反社会的で問題が大きい行いのように見えるが、それもどこかに健康な側面があり、本当の自己に到達するためのプロセスであると見ることもできるとウィニコットは言っている。それを10歳の子どもの症例を用いて説明している。

ウィニコットもそうだろうが、精神分析では社会的な道徳や規律から自由な視点で物事をみることがある。それは犯罪を推奨しているわけではなく、そこに何らかの意味を見出すということである。古くはフロイトが超自我の観点から「罰せられることを求めて犯罪を犯す症例」を提示したことがある。これは犯罪が何らかの無意識の作用に影響をされていると言うことであり、その裏側を理解することが必要であるということである。

ウィニコットは本当の自己・偽りの自己から犯罪を眺め、そこに創造的な何かを見出していると言えよう。


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