発展途上臨床さいころじすとの航跡blog版 強迫性障害への認知行動療法(精神分析 臨床心理 心理療法)
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本書は2009年の日本認知療法学会と日本行動療法学会の同時開催の時に催された基調講演とワークショップの記録である。強迫性障害の治療は古くはフロイトによる精神分析があり、その後曝露反応妨害法という行動療法の治療効果が示され、長らくその特権的地位を確立してきた。しかし、最近になって認知療法を加味することで治療効果がさらに高まるということが本書の著者であるサルコフスキス教授によって示され、強迫性障害の治療は次の段階に入ったと言われている。

サルコフスキスは強迫性障害の認知モデルを作り、それに基づいた介入研究を多数行い、そのエビデンスを積み上げてきたようである。リスクと脅威に対する認知、強迫観念に対する認知というものを想定し、そこへの介入も行われているのである。もちろん曝露反応妨害法も重要な技法として組み入れられてはいるが。

本書では、このような認知行動療法的な介入をどのように行うのかを事細かく説明されており、大変イメージしやすいものとなっている。中でもメタファーをどのように使うのかに多数の紙面を割いており、より臨場感を感じられると思う。その他の工夫により、患者にとっては辛い曝露を推し進めることができ、治療を成功に導けるのかもしれない。
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