発展途上臨床さいころじすとの航跡blog版 分裂―排除された男性的要素と女性的要素について(精神分析 臨床心理 心理療法)
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D.W.ウィニコット(著) 「分裂―排除された男性的要素と女性的要素について」 1959-69年
D.W.ウィニコット(著) 北山修(監訳) 「ウィニコット著作集7 精神分析的探求2 狂気の心理学」 岩崎学術出版社 1998年 pp72-106

本論文は3部構成となっており、1部では理論的な考察、2部では3つの症例の提示、3部では本論文に寄せられたコメントへのウィニコットの回答である。

ウィニコットは男性の症例を用いて、早期乳幼児期において排除された女性的要素を分析の中で取り扱っていく中で破綻が生じかけた。それを解離によって防衛したことを例証した。破綻とは精神病的なものであり、それは解離をもってしなければ防衛できないほど苦痛にまみれたものであると理解することができるかもしれない。

そして、それらの早期乳幼児期における、対象と関係をもちたい衝動を男性的要素、対象と関係することを女性的要素としている。つまり、対象と関係を持ちたいということはdoingであり、対象と関係することはbeingである。これらのことを母親の乳房との関連でウィニコットは考察している。

母親との関係の中で早期乳幼児期に失われた男性的要素もしくは女性的要素にたどりつくには大変な労力がいることがうかがい知れる。


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