発展途上臨床さいころじすとの航跡blog版 強迫神経症と「フランキー」についてのコメント(精神分析 臨床心理 心理療法)
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D.W.ウィニコット(著) 「強迫神経症と”フランキー”についてのコメント」 1965年
D.W.ウィニコット(著) 北山修(監訳) 「ウィニコット著作集7 精神分析的探求2 狂気の心理学」 岩崎学術出版社 1998年 pp57-60

ウィニコットが強迫についての理解を述べている。彼によると強迫は分裂排除されてしまった知的に機能すること、としている。そして混乱に対する防衛として留まるところのない秩序付けをしており、なんら創造的なものではない、とも言っている。

その上である精神分析家が報告したフランキーという5歳半の男児の治療についてウィニコットはコメントしている。フランキーはプレイの中で病院を建て、その中に婦人科・男性科・赤ちゃん科に分かれていた。そしてロビーには4歳の男の子が「一段高い位置に置かれた椅子に一人ぼっちで座っていた」のである。ウィニコットはこの最後の「一段高い位置に置かれた椅子に一人ぼっちで座っていた」というところに着目している。

この症例では母親によって分裂排除された機能によってしか養育されておらず、子どもにできることはその仕組みがうまく作動しているかいないかを考えることだけであったようである。つまり、分裂排除された機能によって、持ち上げられたり落とされたりを繰り返して、ほどよい環境が保証されていなかったのである

転移状況の中で、その彼の寄る辺なさに到達しなければ分析は成功しない、とウィニコットは結論している。


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コメント
この記事へのコメント
いつもリツートありがとうございます。
そしてこのブログも毎日楽しみにさせていただいております。

2012/02/02(木) 20:38 | URL | ネピリム # 8ihgPhHc [ 編集する]

ブログを愛読していただいて、ありがとうございます。
2012/02/03(金) 08:59 | URL | ピュアリー # 6fwIY24o [ 編集する]

purely様

一件、お教え頂きたく存じます。

田舎の中堅臨床心理士です。

これまで、WAIS-Ⅲを施行したことがなく、転職にともない取らなくてはならないことになりました。

日本文化科学社で「実施.採点マニアル」、「理論マニアル」と「解釈事例と臨床研究」の書籍を自腹で購入しました。

しかし、実施に関して不安が募ります。

日本文化科学社講習会は12月でありそれまで待てません。

どこか講習会とかお教え頂けるところがありましたら紹介して頂ければ幸いです。

4月に入ると早速施行しないといけません。

宜しくお願い申しあげます。

2012/02/04(土) 00:29 | URL | 明治 # - [ 編集する]

残念ながら、そのような講習会は知りません。

僕の場合には、友達に被験者になってもらって練習しました。身近にwaisのセットがあったのでできたことかもしれませんが。
2012/02/04(土) 09:02 | URL | ピュアリー # 6fwIY24o [ 編集する]

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