発展途上臨床さいころじすとの航跡blog版 初回面接入門-心理力動フォーミュレーション-(精神分析 臨床心理 心理療法)
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


タイトルのとおり初回面接について精神分析的な観点から書かれた本。サブストーリーとして“居場所”というキーワードがあり、どのように人は居場所を求め、それを得るのかについても論じられている。本書は精神分析的な観点が主ではあるが、それに囚われず、もっと幅広く他学派の人でも参考になるように一般的な視点も取り入れられている。

初回面接と言ってもさまざまな段階があり、面接室を作る段階から患者と相対する時の姿勢まで事細かく論じられているので、マニュアルとしても使用できるようになっている。さらに転移の読み取りから治療をしていく上でのフォーミュレーションの手順も詳細で、大変分かりやすいものとなっている。

そして精神分析への導入だけではなく、一般的なセラピーへの導入にも対応できるようになっている。ただ、精神分析への導入で、“分析可能性”として精神機能や症状査定などが記載されているが、私の考えではそういうことはサブ程度の重要性と思っている。それよりも患者がどれだけ分析に対して関心を持つのか、そして治療者が直感的にその患者と取り組みたいと思えるのか、そうしたことが非常に重要と考えているのは本書と異にするところである。極端に言えばどういうフォーミュレーションかは精神分析への導入とはあまり関係ないということもできる。
関連記事
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://purely0307.blog79.fc2.com/tb.php/467-d333c397
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。