発展途上臨床さいころじすとの航跡blog版 子どもと若者のための認知行動療法ガイドブック(精神分析 臨床心理 心理療法)
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認知行動療法はうつ病性障害や不安障害に効果があるとされる心理療法である。主に認知や行動に働きかけるものであるが、子どもや若者といった認知機能が十分に発達していないクライエントにどのように適用していくのかについて本書は取り扱っている。

認知行動療法では知能の低いものには適用しにくいというイメージがあるが、実際にはそうではなく、応用しだいでは適用可能である。すなわち、できるか/できないかで考えるのではなく、どのように適用したらよいか、を考えるのである。

ただ、そうは言っても生まれたばかりの赤ん坊の認知に働きかけるというのはやはり無理というものだろう。このあたりについて、研究者や実践家によって対象年齢がどれくらいならば適用できるのか、というのはさまざまな意見が出されている。抽象的な思考ができはじめる12歳ぐらいからという意見もあれば、具体的思考ができる6歳ぐらいという意見まである。本書では6歳ぐらいから施行できるという立場で書かれており、それぐらいの年齢のクライエントに対しての認知行動療法の施行例が掲載されている。もちろん、成人のような施行の方法では不可能で、マンガやイラストなどを用いたり、映画などで登場する道具を比喩的に利用して行うなどの工夫がさまざま凝らされている。

このような子どもや若者に対する施行で必要なのは、もちろん知識と技術は必要であるが、それ以上にユーモアや子どもの感性に合わせるセンスなどが必要になってくるように思う。子どものテンションに付き合うだけの体力と気力も必要だろう。


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