発展途上臨床さいころじすとの航跡blog版 青年期の積極的精神療法を補う病院管理(精神分析 臨床心理 心理療法)
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

D.W.ウィニコット(著) 「青年期の積極的精神療法を補う病院管理」 1963年
牛島定信(訳)“情緒発達の精神分析理論-自我の芽ばえと母なるもの-” 岩崎学術出版社 pp273-282

 ウィニコットは幼児と母親についての言及は本当にたくさんあるが父親や思春期・青年期についてはほとんど言及はない。ここでは数少ない青年期に対するウィニコットの考察が述べられている。

 幼少期には幻想の中でしか実現しなかったものが、青年期では身体的にも成長し、現実的に実現させる能力を獲得していく時期であると言える。そのような中でさまざまな精神疾患が表れやすく、神経症・ヒステリー・躁鬱病・偽りの人格・精神分裂病がみとめられる。さらには自殺の問題も多くなる。そこまでいかなくても依存と自立の境目におり、精神的な不安定さを経験する青年も多いことであろう。

 このような青年に対して病院の中におけるマネージメントは重要になってくる。それは世話や看護といった関わりを通して青年を抱えて行くことが求められる。また精神療法を行う土壌を支えるといった機能も必要となるであろう。ただ、これらを提供していくには難しいところもあり、青年がスタッフを巻き込み、集団を分裂させていく場合もある。ウィニコットはこれらを両親との間で体験したことを再現している、という言い方をしている。


関連記事
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://purely0307.blog79.fc2.com/tb.php/458-d99366d6
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。