発展途上臨床さいころじすとの航跡blog版 幼児の成熟過程からみた精神医学的疾患(精神分析 臨床心理 心理療法)
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D.W.ウィニコット(著) 「幼児の成熟過程からみた精神医学的疾患」 1963年
牛島定信(訳)“情緒発達の精神分析理論-自我の芽ばえと母なるもの-” 岩崎学術出版社 pp255-272

 分析家になるための訓練中にもつケースはエディプスコンプレックスに起源をもつ神経症がもっとも適しているとウィニコットは言い、そのケースを通してスタンダードな精神分析技法を身につけていくことが必要であるとしている。しかし、実際の臨床ではそのようなケースだけではなく、分析が進んでいくと深刻な精神病的な病像を示すケースも少なからずおり、それは偽りの自己によって最初は隠蔽されているだけであるとしている。そのため最初にした診断が必ずしも適切だとは言えないのであろう。

 このような場合、スタンダードな精神分析技法では不十分で、技法の拡充が必要になってくるのである。

 神経症では転移の中にあらわれる愛と憎しみを解釈していくことで十分に分析が進展することはできる。うつ病では、分析家は患者の攻撃から生き残らねばならない。分裂病的人格では、解釈ではなく自我支持や抱っこといった方法が必要なのである。


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