発展途上臨床さいころじすとの航跡blog版 臨床行動分析のABC(精神分析 臨床心理 心理療法)
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行動分析の入門書。しかし、言語や認知といった従来の行動分析ではあいまいであったものも行動分析の中に取り入れており、第3世代の行動療法につながっていくものである。また、オペラント条件付け、レスポンデント条件付けに加えて「関係フレームづけ」について詳細に説明されており、そこが本書のウリでもあるかもしれない。

「関係フレームづけ」とはあまり聞きなれないものであるが、人間が他の動物と違い、言語と思考を操り、実際に体験していないことを実際に体験したかのように取り入れ、本来は関係のないこと同士を関係づけることをいうのである。そこが実際の体験をもとに関係付けていくレスポンデント条件付けやオペラント条件付けとは大きく異なるところである。そして、この関係フレームづけを考慮することにより、実際の臨床で行う行動分析に幅と柔軟性が増すことになる。

本書では、3部構成になっており、1部では行動を記述すること、2部では行動を理解すること、3部では行動を変えること、が説明されている。1部では、抽象的な表現やあいまいな概念を排除し、徹底的に行動を見ていくことが行動分析の基本であることが繰り返し述べられている。2部では、先ほどの3つの条件付けを説明し、ABC分析でどのように理解していくのかが分かりやすく記載されている。3部では実際の臨床では行う基本的なことが説明されている。ただ、具体的な技法の使い方や面接の進め方といったハウツーはほとんどなく、いつも頭にとどめておかねばならない原則的なことが中心となっている。実際のハウツーに関しては他書を参考にしないといけない。


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