発展途上臨床さいころじすとの航跡blog版 認知療法・認知行動療法事例検討ワークショップ(2)(精神分析 臨床心理 心理療法)
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前の著書である「認知療法・認知行動療法事例検討ワークショップ(1)」の続編である。前書では恐怖症・うつ・発達障害の事例を扱っており、本書では社会不安障害・職場問題・BPD(境界性パーソナリティ障害)を扱っている。

いずれの事例も詳細にプロセスを報告しているので、臨場感を持って流れをみることができ、実際の認知行動療法の進め方がよく分かるように思われる。どのようにクライエントに技法を説明し、どのように適用し、どのように身につけてもらうかはなかなか一般的な専門書では分かりづらいところであるが、このような実際の事例をみることによってイメージも湧きやすくなると思う。

ただ、最後のBPDであるとしている事例であるが、確かに衝動的で対人関係の不安定さはあるが、本当にBPDかどうかは多少怪しいように思う。これだけでBPDとしてしまうと、かなりたくさんの不安定な患者がBPDになってしまうように思う。ちなみにDSM-4-TRで診断基準を見てみると、2~3基準ぐらいしか当てはまらないようである。そうはいっても、このような患者はなかなか治療に乗ることが難しい面があることはそのとおりで、そのような患者にCBTをうまく適用しているところは一見の価値があると思われる。


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