発展途上臨床さいころじすとの航跡blog版 行動分析-心理療法プリマーズ-(精神分析 臨床心理 心理療法)
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本書は日々の実践で行動療法や行動分析を行っているある程度の知識と技術を持った人に向けて書かれたものである。その為、基本的な専門用語は知っていることを前提と解説も無く当たり前のように出てくるので、初心者には読みにくいのではないかと思われる。

第1部では、随伴性制御・言語行動・ルール支配行動・刺激等価性・大人と子どもの応用行動分析について記載されている。さまざまな基礎研究・臨床研究を参照しながら、細かいところまで説明がなされている。第2部では事例研究ということで、自閉症から知的障害、うつ病などの患者・クライエントに対して行動分析を適用していった結果が記載されている。さらには個別のケースだけではなくて、学校における学級経営や集団に対しても行動分析を適用しており、スクールカウンセラーなどをしている人にとっては大変参考になる部分が多いのではないかと思われる。

行動分析は用語は難しいところもあるが、基本的には見える部分で勝負し、数値などのデータが明確にあり、手続きも分かりやすいので、一度理解してしまえば、大変使いやすいテクニックになっていくのだろうと思われる。ただ、病院の外来など、クライエントの実生活に直接関与できない状況のなかで如何に行動分析を施行していくのかはなかなか難しい問題のようである。また、本書では機能分析的心理療法などの第三世代行動療法の記載もあるので、古くて新しい行動療法に触れることもできるかもしれない。


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