発展途上臨床さいころじすとの航跡blog版 道徳と教育(精神分析 臨床心理 心理療法)
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 本章はロンドン大学の教育学部で講演されたものようである。たぶん、教育を志す学生が対象だったのであろうと推測される。

 ウィニコットは道徳を教えるためにはその前提が必要で、前提がないと独特を教えることは不成功に終わるとしている。その前提とは、子どもが十分に情緒的な発達がなされていることである。その十分な情緒的な発達とはウィニコットの言う“ほどよい環境”における養育のことである。

 また不良や反社会性の子どもに対して道徳を説いて教えることについては限界があるとも言っている。それはまさしくその通りであろう。彼らには道徳を説くことではなく、まずは安全で保証された環境を提供することにあるとしている。そのことによって不良行為の中に閉じ込められた希望が見出されるのである。

 道徳・教育と精神分析とは水と油のように思えるこのタイトルに対してウィニコットは自身の理論を絡めながらうまく説明しているように思われる。


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