発展途上臨床さいころじすとの航跡blog版 健康なとき、危機状況にあるときの子どもに何を供給するか(精神分析 臨床心理 心理療法)
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D.W.ウィニコット(著) 「健康なとき、危機状況にあるときの子どもに何を供給するか」 1962年
牛島定信(訳)“情緒発達の精神分析理論-自我の芽ばえと母なるもの-” 岩崎学術出版社 pp67-78

 ウィニコットの発達観・人生観・育児観ともいえるが、人間は適切な環境が与えられて初めて成長する、ということが常に念頭にあるように思える。それは単に欲求をそのまま満たしてあげるといったものではなく、自我ニードに奉仕するということが重要のようである。具体的にいうと、人間環境の連続性・信頼性・漸次的適応・創造を現実化するために必要なものの供給、である。

 そしてそれに失敗することにより、様々な問題が発生するとしている。例えば、極端な依存の時期に環境の失敗があると、精神病的な障害が起こり、依存と独立の時期では反社会的な問題が起こる、などである。

 これらのことは他の論文でも述べていることであるが、育児で行われていることは精神分析治療の中で行われていることとパラレルであるとしている。さらには、“愛情”というものが基礎にあるというのはウィニコットらしい表現であると思う。


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