発展途上臨床さいころじすとの航跡blog版 わかりやすいSSTステップガイド-分裂病をもつ人の援助に生かす(精神分析 臨床心理 心理療法)
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わかりやすいSSTステップガイド-分裂病をもつ人の援助に生かす上巻わかりやすいSSTステップガイド-分裂病をもつ人の援助に生かす下巻

アラン・ベラック、キム・ミューザー、スーザン・ギンガリッチ、ジュリー・アグレスタ (著) 熊谷直樹、天笠崇 (監訳)
「わかりやすいSSTステップガイド-分裂病をもつ人の援助に生かす-上巻:基礎・技法編」
「わかりやすいSSTステップガイド-分裂病をもつ人の援助に生かす-下巻:実用付録編」
星和書店 2000年

 SSTの施行について全般的なことが網羅されているマニュアル本。メンバーの選択から技法の適用まで細かいところまで具体的に記載されているので初心者やこれからSSTを始める人にとってはとても役立つものと思われる。

 ベラックのSSTでは会話技能群・対立の処理技能群・自己主張技能群・地域生活技能群・友達付き合いとデートの技能群・服薬自己管理技能群・就労関連技能群の7つの領域がカリキュラム化されている。さらにこれらの基礎となる技能として、嬉しい気持ちを伝える・頼み事をする・他人の言うことに耳を傾ける・不愉快な気持ちを伝える、の4つがあり、この4つは全ての人が恩恵を受ける技能と位置づけられている。そしてこの4つの技能を用いて7つの領域のカリキュラムをこなしていくこととなる。

 また、症状の重い患者、アルコールや薬物乱用患者などに対する対処方法や、SSTを施行する上での環境調整なども網羅されている。そして何度も出てくるものとして、エイズ・HIV関連のテーマは繰り返し取り上げられている。日本ではまだまだ正面切って取り扱うのに抵抗が大きい領域であるかもしれない。

 そして下巻ではそれぞれの技能のステップや注意すべき点、ロールプレイ場面の例などがひとつひとつ記載されている。これらを参考に取り上げるテーマを設定していくことも可能である。さらには、資料として実際のSSTで使用できるワークシートや評価尺度なども載せられており、大変便利である。
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