発展途上臨床さいころじすとの航跡blog版 子どもの情緒発達における自我の統合(精神分析 臨床心理 心理療法)
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

D.W.ウィニコット(著) 「子どもの情緒発達における自我の統合」 1962年
牛島定信(訳)“情緒発達の精神分析理論-自我の芽ばえと母なるもの-” 岩崎学術出版社 pp57-66

 子どもの自我は早期においては体験を体験として知覚できるほど機能できていないのである。それが母親の抱っこにより統合され、あやすことによって人格が成立するとしている。

 さらにもう一つウィニコットは対象を提示することにより、対象と関係を持つことができるとしている。これは分析的な治療の中でも大変重要になってくるのではないかと思われる。分析治療では転移解釈ということが要になってくることは大多数の同意を得られるであろうが、適切な時に適切な対応をすることにより、漠然とした体験に形を与えていくことになる。

さらにウィニコットは、この対応とはイド欲求を満たすものではなく、自我の体験を作り出すような、内界・外界の状態とも言っている。これも重要で、単に求めるものをそのまま与えることは育児でもないし、分析治療でもないと言えるだろう。

関連記事
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://purely0307.blog79.fc2.com/tb.php/428-0849a43a
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。