発展途上臨床さいころじすとの航跡blog版 一人でいられる能力(精神分析 臨床心理 心理療法)
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 本書のタイトルはウィニコットの有名な言葉の一つとしてよく知られているものである。これは単に物理的に一人でいるという現象を指しているのではなく、内的に良い対象が確立されており、イドに従った関係ではなく、自我ニードに従った関係を持っている状態であると言える。そうなるためには、人生早期にほど良い環境の中で支えられている体験をすることが必要である。そうした環境が取り入れられて、個々の人格の中に組み込まれて初めて一人でいられる能力ができあがるのである。

 これは人格の成熟を表す指標ともなるものと思われるが、一人になることに対する恐怖や一人になりたい願望とは明確に一線を画するものである。育児だけではなく精神分析においても、この一人でいられる能力をはぐくむ事が大きな目標になるのではないかと思われる。


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