発展途上臨床さいころじすとの航跡blog版 方法としての行動療法(精神分析 臨床心理 心理療法)
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行動療法というと機械的で分析的で冷たい印象・イメージをもたれることが多いかもしれないが、本書を読むとそれが変わるだろうと思う。著者の優しく患者を思う気持ちと行動療法という技術を患者の体験に即しつつ自然に導入する様を大変感銘を受けるものである。

著者は行動療法を患者が生活しやすくなるためのものと捉え、少しでも患者が楽になるために、さまざまな技法を自然に患者に提供し、患者もそれに呼応するという良いサイクルが本書の各所で散見される。もちろん、それができるためには行動療法の基礎的な理論や技術を身につけている必要があると同時に、それだけではなく臨床に即した意味をも理解しておかねば、このように活用することはできないであろう。

本書ではたくさんの事例が掲載されており、大変重篤なものも多数ある。ただその重篤さだけに着目するのではなく、その中でもできているところ、うまく行っているところ、とっかかりになりそうなところを発見し、そこを育てていくという基本的な方法・姿勢が大変患者にとってはサポーティブになっているのであろうということが見て取れる。このような行動療法を施行する態度を自分の臨床にも取り入れたいものである。


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