発展途上臨床さいころじすとの航跡blog版 統合失調症のための集団認知行動療法(精神分析 臨床心理 心理療法)
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 イギリスでは統合失調症の研究が進み、臨床心理士が認知行動療法を用いて統合失調症の治療にメインで関わっているようである。しかし、それでもまだまだ専門家の数は少なく、患者の数が多いので、十分な体制が整っているわけではないようである。そこで、少ない専門家でより多くの患者の対応ができるようにということで本書のような集団認知行動療法が開発されたということのようである。

 本書では5つのモジュールを合計28セッションで行うように設計されている。第1モジュールは導入と準備、第2モジュールは個別分析、第3モジュールは陽性症状の理解とマネジメント、第4モジュールは精神健康を高める、第5モジュールは全体のまとめ、となっている。また、各章にはワークシートや患者用資料が掲載されているので、それをそのまま活用できるようにもなっており、大変便利な構成となっている。

 日本の精神科ではまだまだ統合失調症の妄想や幻聴には触れてはいけないという都市伝説が流布しているところもあるが、本書のようなマニュアルを用いながら統合失調症治療に貢献していくことがこれから求められるだろう。その中での臨床心理士の役割も重要となるかもしれない。


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