発展途上臨床さいころじすとの航跡blog版 安全でないことに関連した不安(精神分析 臨床心理 心理療法)
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D.W.ウィニコット(著) 「安全でないことに関連した不安」 1952年
北山修(監訳)“小児医学から精神分析へ-ウィニコット臨床論文集-” 岩崎学術出版社 pp94-99

 ウィニコットはライクロフトの論文を手がかりにして独自の理論について考察している。ウィニコットの有名な言葉に「赤ん坊などというものはない」があるが、これは本論文に掲載されているのである。赤ん坊が一人で生きているのではなく、そこには必ず母親がおり、母親と赤ん坊の二人で一人というユニットでしか見ることはできないのである。そしてほど良い育児・ほど良い母親の世話によって、赤ん坊は外傷をこうむることなく成長できる。しかし、ほど良い母親はほど良い失敗をするもので、そのほど良い失敗がほど良い欲求不満を引き起こし、自我が成長していくきっかけとなるのである。

 反対にこれらのほど良い世話がなければ、赤ん坊は脅威にさらされ、安全が確保されず、外傷をこうむり、強い不安を感じてしまうであろう。それは人間の根本をくつがえすぐらいの精神病的な不安であるとも言える。



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