発展途上臨床さいころじすとの航跡blog版 母親の抑うつに対して組織された防衛という観点から見た償い(精神分析 臨床心理 心理療法)
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D.W.ウィニコット(著) 「母親の抑うつに対して組織された防衛という観点から見た償い」 1948年
北山修(監訳)“小児医学から精神分析へ-ウィニコット臨床論文集-” 岩崎学術出版社 pp86-93

 子どもは抑うつなどの精神症状や臨床像を示すことは多いが、それは子どもの病気や障害などから単に出ているものではないとウィニコットは主張している。母親に対する思いやりやいたわりが、母親の抑うつを引き受け、肩代わりしているとしている。その為、子どもだけの治療では不十分で母子の関係そのものを対象にした援助をしないといけないということかもしれない。これらのことを数例の症例から論じており、ウィニコットの独自性が垣間見えるところである。

 というのも、これまでの精神分析、特にクライン派は母親を対象にした精神分析は行っておらず、患者である子どもだけを分析していく。そこには子どもの破壊性や攻撃性を分析することに主眼が置かれているからである。しかし、ウィニコットはそうではなく、母子の対象関係を念頭にした分析を行っており、その観点からこのような論文が出来たのであろう。


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