発展途上臨床さいころじすとの航跡blog版 EMDR症例集(精神分析 臨床心理 心理療法)
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 EMDRはプロトコルや手順がはっきりと定められており、その通りに実施していくことが重要であるとテキストには記載されている。しかし、実際の臨床ではなかなか手順通りに進まないことも多いのかもしれない。本書のいくつかの症例でも、EMDR実施に必要な否定的認知・肯定的認知というのを明らかにできないまま両側性刺激を加えたりしていることが多々見られた。また、二人の治療者が同時にEMDRを実施したりしている症例もあり、かなりフレキシブルにしているようである。だからといって、何でもかんでも手順を無視してやっても良いということにはならないので、できるかぎりテキストを忠実にそっていくことが大事なのであろう。

 また、本書ではスーパーヴィジョンでEMDRを施行している症例も載せられていた。スーパーヴァイジーが担当しているケースで進展が滞っている時、それをスーパーヴァイジーの過去のトラウマであるとし、それを解消するためにスーパーヴィジョンの場面で指導者がEMDRをスーパーヴァイジーにしていたのである。ここはかなり賛否両論が出てくるところであると思う。確かにスーパーヴァイジーの何らかの個人的な問題でケースの進展が滞ることはよくあることだと思う。しかし、それをスーパーヴィジョンの場で取り扱うのは行き過ぎになってくるのではないかと思う。スーパーヴァイジーの個人的問題を扱うのはやはり教育分析など、別枠でしっかりと取り組んでいくことが必要であろうと僕は考える。



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