発展途上臨床さいころじすとの航跡blog版 新生児と母親(精神分析 臨床心理 心理療法)
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D.W.ウィニコット(著) 「新生児と母親」 1964年
ウィニコット著作集1巻 “赤ん坊と母親” 岩崎学術出版社 pp45-59

 本論文ではホールディングが赤ちゃんの発達にどのように影響を与えるのかということと、統合失調症と赤ちゃんの原初的体験との連続性について書かれている。

 ホールディングを十分に体験できていない赤ちゃんは成長が歪められ、苦痛が人生や生活の中に入り込んできてしまうのである。母親は赤ちゃんに補助自我機能を提供することにより、赤ちゃんは健康に育つことができるのである。これが直接統合失調症につながるとウィニコットは明言しているわけではないが、精神分析によって探索がなされていくと、統合失調症のような重篤な患者は幼少期のホールディングの欠如に突き当たるようである。そのため、分析家は分析治療の中でホールディングしていくことが必要になってくるようである。

 分析家の態度やスタンスはさまざまであるが、ウィニコットにとっては分析家とは育児をする母親の態度と同じだと見ているようである。ホールディングし、補助自我機能を担うことで停滞していた発達が再び分析治療の中で動き出すということなのかもしれない。



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