発展途上臨床さいころじすとの航跡blog版 精神機能の発達について(精神分析 臨床心理 心理療法)
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メラニー・クライン(著) 「精神機能の発達について」 1958年
メラニー・クライン著作集5巻 ”羨望と感謝” 誠信書房 pp91-102

 フロイトの自我構造論と欲動論に対してのクラインなりの見解を書いている論文である。今までの論文でも分かるようにクラインはフロイトよりも早期にエディプスコンプレックスを想定し、超自我などの機能は生まれもって備わっているという論を展開している。それはフロイトが神経症の成人を対象にした精神分析をしていたのと対照的に、クラインは乳幼児や精神病といった重篤な患者を対象にした精神分析を行っていたことが大きく関係している。

 本論文の内容に入るが、今までクラインは生まれ持った破壊的で過酷な超自我を想定し、そこでの迫害不安がもっとも根本的な不安であるとしていた。しかし、この論文では比較的健康に自我と超自我を描写し、破壊的な対象はそれとは別の領域にあることを示唆している。この転換を大きなものと見るのか小さなものと見るのかは分からないが。


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