発展途上臨床さいころじすとの航跡blog版 (精神分析 臨床心理 心理療法)
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ウィニコットの入門書。ウィニコットの生い立ちから基礎理論をしっかりとおさらいすることができる。さらには5本の主要論文を概説している。ウィニコットには600篇以上の論文や講演録があるようで、それ全てを網羅することはとても大変である。また書き方は日常用語に近いもので、一見読みやすいものであるが、含蓄深いものが多く、読めば読むほど味が出てくるように思う。

この著書でウィニコットの概要を知った上で、実際のウィニコットの論文を読み進めていくと、分かりやすいかもしれない。ただ、この著書だけでウィニコットを理解した気になるのはとても危険かもしれない。というのも、ウィニコットもそうであるが、精神分析のそれぞれの論文はそこに知識を得るために読むものではなく、読むという行為を通して、著者と対話し、自分なりの精神分析を深めていく作業である。なので、この著書だけで満足するのではなく、原典を当たることが望まれる。



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メルツァーの「精神分析過程」に続く二つ目の著作である。人間の性発達を自我構造の観点からとらえ直し、精神分析における性理論を全面的に改訂している意欲的なものである。

メルツァーはクライン派の分析家であるが、後にクライン派からは離れていった人物であり、その理論は難解な上、独自の造語的な用語を多用しているので、理解しづらいところがあるように思う。この著書も多分にそういうところがあり、なかなか理解しづらい。


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